考え方

 

椎間板ヘルニアには鍼灸治療


が大変よく効きます。
今までにも多くの椎間板ヘルニアの患者さんを治療しました。
 椎間板ヘルニアとは、脊椎の間で椎間板の中心にある脊髄核というゼリー状の物が、椎間板の外へ飛び出して(ヘルニア)脊髄神経根を圧迫し、腰痛や、臀部痛、脚の方への神経痛が出ます。ひどい時には、立っていられない、座ってられない状態になります。
西洋医学の椎間板ヘルニアの治療は、牽引、症状がきついときは、手術という事になります。
 しかし、当院での診方で椎間板ヘルニアの患者さんを診察すると、必ずしもヘルニアのX線やMRI画像の様子と痛みの症状が一致している訳ではないのです。実際に以前鍼灸大学(出身大学)で、椎間板ヘルニアのMRI画像と痛みの症状の研究では、両者に必ずしも相関性
はないとの報告を聞いています。これはなにを意味するのかと申し
ますと、X線やMRI画像で椎間板ヘルニアの状態がひどい場合であっ
ても、症状である痛みがとれない訳ではないと言うことが言えます。
そして、痛みを抑える治療を続けているうちに、椎間板ヘルニアそのものも元の位置に収まる(突出の場合)か小さく(脱出の場合)なります。これは、局所の気血の流れを整えることにより、生体自身が正常な状態に戻ろうとする働きによるものと思われます。

 椎間板ヘルニアの治療を考える時、基本的には保存療法で時間をかけて治していく方がよいと思います。しかし日常生活にあまりに支
障をきたす場合はやはり手術も考える必要があります。

そしてこれだけは気をつけてください。決してカイロや整体だけで開業している治療院には
来院されないことをおすすめします。カイロや整体は国家資格ではありません。したがって
中には素人同然の方もいらしゃいます。椎間板ヘルニアの治療はへたにすると悪化します。
しなくていい手術をするはめになります。実際の話です。

椎間板ヘルニア
治療

主に局所を中心に、鍼灸を施します。
しかし他に症状を悪化させている要因があるときは、
同時にそちらの方も治療していきます。
例えば精神的な緊張やストレスは、局所の気血の流れを
悪くさせるので、悪化要因になります。
その場合緊張やストレスをとる治療も同時に施します。
つぼや、刺激量については、個人個人に合わせて選びます。

洋医学の鍼はあまり深くは刺しません。
椎間板ヘルニアの治療においてもかなり浅く、患者さんはほとんんど感じないくらいです。
お灸も温かいものを使い痕は残りません。


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症例

@ 21才女性 
  発症後2週間で来院。来院の後外科の精密検査で軽度の
椎間板ヘルニアと診断され、治癒するみこみはないといわれる。
 腰痛を発症してから少しずつ、太ももの裏が痛くなり、その後
臀部にも痛みが出る。
 4回の治療で著しく良くなったが、一日中立つ事があったため
臀部に特に痛みを感じるようになる。
 その後4回の治療で立ち上がり痛のみとなる。
 もう4回の治療で椎間板ヘルニアによる臀部・下肢の痛みは
ほぼ無くなる。
 後は再発予防と、腰部の疲れなどをためないように、週1回
予防治療をした。現在2年以上経過しているが月1回の治療で
椎間板ヘルニアの再発はなし。

A

66歳男性
 下腿の神経痛といわれ来院。下腿外側にだるさがある。
神経痛として3回治療したが、椎間板ヘルニアの疑いがあったので検査を受けるように勧める。以降は椎間板ヘルニアを疑いながらの治療を施す。
 間けつ性は行(20分歩いたら痛みが出て、休むとましになる。歩く・休むを繰り返す)があったが、7回の治療で下腿の痛みが少しましになったが良好とは言えず。
 その後検査にて椎間板ヘルニアと診断される。
腰痛ベルトと、家での温灸を指示。
 5回の治療で、は行が軽減。
 週1を3回、後2週間に1回と治療回数も減り、治療を始めて8ヶ月で予防治療に入れました。
 70歳になった今でも、時々下腿にしびれは出ますが、月1回の椎間板ヘルニアの予防治療と疲労回復、老化防止に来院しています。